2015年4月23日木曜日

『20代の後悔しない働き方』(小宮一慶)

『20代の後悔しない働き方』(小宮一慶)

本当に大きな仕事をまかされる30代、40代で価値を発揮するために
20代をいかに働くべきか、という指南書。

本書では20代で磨くべき力を
思考力×行動力×正しい考え方の三つに分け、議論を進めている。

以下、上記の三点に関して、自分が重要であると感じた場所をブリーフィングし、
それに感想を付け加える。

【思考力】
ブリーフィング

・深く考える力をつける
世の中は複雑系であるが故に、
枝葉ではなく本質を見る(普遍性がある、汎用性がある)思考力が重要。

それを磨くために
ワーク(=業務、目の前の仕事)に対して深く考え、ライフでストックできる(=資格など)勉強をコツコツと進めること

・世間のニーズに自分をフィットさせる
人生は串団子である。
串団子には4つの団子がついており、自分、家族、会社、社会の4つがバランスよく存在していることが重要。
決して、自分よがりにならないことが結果として「相手目線」(=相手は何を求めているだろう。社会はどうなるのだろう)を生み、長期的な成功につながる。

感想

人生は串団子という言葉はしっくり来る。
全てのバランスが重要なのだと思う。

また就活を控えた今、その中で自分が汎用性のあるスキルを手にいれられる場所か、
という視点は非常に興味深い。




【行動力】
ブリーフィング

・努力を続ける習慣をつける

仕事で評価されるのはあくまでアウトプットであるから、
思考力と行動力の両輪が重要。
常にに自分を過不足と考え、周りの「凡人」達に埋もれず、
自分のペースで努力する。
また動くことを習慣化する。


・経験に投資する

経験は最良の教師である。
20代の内は留学や海外プロジェクト参画などリスクに飛び込み、
自分を鍛える。
経験を通して、T字型の人間を目指す。

・人に強くなる。

人間音痴は人の上に立てない。
よって、人はどういう姿勢、
どういう工夫に喜んでくれるのかを常に考える。
(例えば、メモをつける習慣をつければ、相手の承認欲求を満たすなど)

感想

人に強くなる。対人での深いコミュニケーションは
自分に現在最も欠けている点であると思う。
人間との軋轢、矛盾が人に成長を促す。

【正しい考え方】
ブリーフィング

・「優秀な20代」の落とし穴を知る
成功=能力×熱意×考え方(-100~+100まで)
考え方は重要なファクター。
串団子と謙虚さをイメージし、社会のためにはたらく。
数多くの多様な人々に触れる(階層なども含めて)

・「一人前」は二流の別名に過ぎない
GoodはGreatの敵である。人はそこで満足してしまうものである
他社でも活用できる普遍的な能力を手に入れる。

・「ブレない目標」が見つかる具体的な方法

目標はメジャラブルにする。富士山に散歩で上った人はおらず、
高いところに上るためには自分の目標をしっかりと設定しなければならない。

感想

考え方という観点で行くと、留学を希望する理由はそこにあるように思う。
数多くの自分と異なる人に触れることで自分を客観視できるという側面は確かにあるのだろう。

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